ブルックリンの美容室 vs. マンハッタンの美容室 – ニューヨークでサロンを選ぶなら？

Sep 2

Written By Keiji

ブルックリンとマンハッタンの美容室の違い

ニューヨークに住んでいると「どのエリアで美容室を選ぶか？」というのは意外と大きなテーマです。毎日の生活の一部であるヘアケアやスタイリングを任せる場所だからこそ、自分の価値観やライフスタイルに合うサロンを見つけたいですよね。

同じNYCの中でも、ブルックリンとマンハッタンでは美容室の雰囲気やサービスに大きな違いがあります。今回はその違いを分かりやすくまとめ、最後にブルックリンならではの魅力もご紹介します。

マンハッタン:
マンハッタンのサロンは、世界中から訪れる人々や、仕事に忙しいビジネスパーソン、流行を追うファッション業界人など、非常に多様で国際的な顧客層を抱えています。
そのため「効率よく、かつ高品質」がキーワード。仕事帰りに立ち寄って短時間で仕上げたい人、海外から訪れて最新のNYスタイルを体験したい人、モデルやアーティストなど常に見られる立場にある人が多いため、接客はスピーディーかつプロフェッショナル。
また、日本人経営や日系美容師が多く働くサロンもマンハッタンには多く、縮毛矯正、髪質改善、カラーの繊細な調整など、アジア人の髪に特化したサービスで高い支持を得ています。
ブルックリン:
ブルックリンのサロンは、クリエイターやアーティスト、地域に根付いたローカルの住民が中心。ここではお客さまとの会話や関係性を大切にした、パーソナルでアットホームな接客が特徴です。
施術に時間をかけ、ヘアデザインを一緒に考えてくれるようなスタイリストが多く、結果として「自分らしさ」を反映したヘアスタイルに仕上がることが多いのが魅力です。

マンハッタン:
高層ビル街の中にあるサロンは、洗練されたモダンデザインが基本。大理石のカウンター、ミニマルな内装、大きな鏡に明るいライト。いかにも都会的でラグジュアリーな雰囲気を漂わせています。
また規模の大きい店舗も多く、アシスタントやカラーリストなど分業がしっかりしていて、システマチックな流れで施術が進むのが一般的です。
ブルックリン:
一方ブルックリンのサロンは、ヴィンテージ家具やアート作品が並ぶ個性的な空間が多く、サロン自体が「カルチャー発信の場」となっていることも珍しくありません。
小規模な隠れ家風サロンや、ローカルイベントを開催するサロンもあり、まるで「友人のスタジオに遊びに行く」ような感覚で利用できます。インテリアや雰囲気を重視する人にとって、ブルックリンのサロンは特別な体験になります。

マンハッタン:
世界のファッションの中心地ということもあり、マンハッタンのサロンは常にトレンドの最先端。ニューヨークコレクションに携わるスタイリストや、雑誌の撮影を手掛ける美容師も多く、エレガントで都会的なスタイルから、尖ったファッション性のあるデザインまで幅広く対応します。
特に、シンプルかつ洗練された仕上がりを求める人にはマンハッタンのサロンが向いています。
ブルックリン:
ブルックリンのサロンは、トレンドを意識しながらも「自分の個性を活かす」ことに重きを置きます。
バレイヤージュやグラデーションカラー、遊び心のあるビビッドカラー、柔らかい質感のレイヤースタイルなど、ナチュラルさとクリエイティブさが融合したデザインが得意です。
また、ブルックリンのサロンでは「髪型＝自己表現」という考え方が強く、スタイルを通してライフスタイルや価値観を表現する人が多いのも特徴です。

マンハッタンは「効率と洗練」を求める人にピッタリの場所。短時間で仕上げたい、都会的でモードな雰囲気を求めたい人には最適です。

一方で、ブルックリンの美容室は「温かさと個性」を大切にした場所。落ち着いた時間を過ごしながら、アートやカルチャーを感じつつ、自分に合ったスタイルを一緒に見つけられるのが魅力です。

ニューヨークの美容室選びに正解はありませんが、自分らしさを大事にしたいなら、ブルックリンの美容室での体験は一度味わう価値があります。

都会の喧騒から少し離れ、リラックスしながら「自分だけのスタイル」を見つけてみませんか？